2011年3月31日木曜日

今回の地震と津波に対する警告



以下は2009年6月24日に開催された原子力安全・保安院の会議の議事録。この会議の席上、地震学者の岡村行信氏が福島第一原子力発電所を含む各地の原発について、津波の驚異に対する基準の見直しに言及していた。


総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会 耐震・構造設計小委員会 地震・津波、地質・地盤 合同WG(第32回)議事録
http://www.nisa.meti.go.jp/shingikai/107/3/032/gijiroku32.pdf


以下抜粋・・・


○岡村委員 まず、プレート間地震ですけれども、1930年代の塩屋崎沖地震を考慮されているんですが、御存じだと思いますが、ここは貞観の津波というか貞観の地震というものがあって、西暦869年でしたか、少なくとも津波に関しては、塩屋崎沖地震とは全く比べ物にならない非常にでかいものが来ているということはもうわかっていて、その調査結果も出ていると思うんですが、それに全く触れられていないところはどうしてなのかということをお聴きしたいんです。

 ○東京電力(西村) 貞観の地震について、まず地震動の観点から申しますと、まず、被害がそれほど見当たらないということが1点あると思います。あと、規模としては、今回、同時活動を16考慮した場合の塩屋崎沖地震でマグニチュード7.9相当ということになるわけですけれども、地震 動評価上は、こういったことで検討するということで問題ないかと考えてございます。 

○岡村委員 被害がないというのは、どういう根拠に基づいているのでしょうか。少なくともその記述が、信頼できる記述というのは日本三大実録だけだと思うんですよ。それには城が壊れた という記述があるんですよね。だから、そんなに被害が少なかったという判断をする材料はないのではないかと思うんですが。

○東京電力(西村) 済みません、ちょっと言葉が断定的過ぎたかもしれません。御案内のように、歴史地震ということもありますので、今後こういったことがどうであるかということについては、研究的には課題としてとらえるべきだと思っていますが、耐震設計上考慮する地震ということで、福島地点の地震動を考える際には、塩屋崎沖地震で代表できると考えたということでございます。

○岡村委員 どうしてそうなるのかはよくわからないんですけれども、少なくとも津波堆積物は 常磐海岸にも来ているんですよね。かなり入っているというのは、もう既に産総研の調査でも、 それから、今日は来ておられませんけれども、東北大の調査でもわかっている。ですから、震源域としては、仙台の方だけではなくて、南までかなり来ているということを想定する必要はあるだろう、そういう情報はあると思うんですよね。そのことについて全く触れられていないのは、どうも私は納得できないんです。

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