2011年11月13日日曜日

「鳥屋野潟を考える」

本日2011年11月12日 新潟県立生涯学習推進センターにて「鳥屋野潟フォーラム」に。
基調講演は五百川清さんの『鳥屋野潟の今、その未来』鳥屋野潟を考える上で第一のポイントは低い土地だということ。以前は田んぼと直結していた鳥屋野潟は新潟で最大の湖沼。信濃川と阿賀野川などの河川に囲まれた輪中地帯にあり、いわゆる横越島の中にあった。洪水の時には潟に直接水が流れ込んだ。流作場という地名は流れが作った場所ということ。昭和6年に完工した大河津分水は中央が考えて作ったものではなく越後の先人が300年も前から考えていたもので、昭和に初めにようやく完成。その後急速に土地改良事業が進んだ。今の越後平野の美田は大河津分水のお陰だ、と。生物多様性のためにはヨシ原、入り江、水路、浅瀬、干潟など様々な水環境が必要だと!

鳥屋野潟をどう活用するかという企画発表では「とやの話和輪の会」の佐藤雅之さんが報告 。鳥屋野潟を市民の宝にしよう、ということで公園として活用するための提案。そのコンセプトは潟と人との共生をめざし、水に親しめる様々な企画提案がなされていた。

その後の各団体の意見発表では「女池校区コミュニティ協議会」会長の白根慶治さんの報告。問題山積の鳥屋野潟のことを考え始めると夜も眠れないと。国、県、市でのプロジェクトチームを作り、活用を考える。「山形地区コミュニティ協議会」会長の田中保夫さんは背割り排水路の整備を。「鳥屋野地区21世紀の会」会長の星野英仁さんは環境水利権の設定の必要性を。「自然ゆたかな鳥屋野潟とまち作りをすすめる会」の事務局長の本間藤四郎さんの発表では計画されている築堤は本当に必要かという提起を、以下にレジュメの文章を転記させていただきます。

『鳥屋野潟に「築堤」は必要か』
新潟県は2008年11月、鳥屋野潟の周りに堤防を築く計画(最大1メートルのかさ上げ)を発表し、工事の前提となる公図の確定を今年度で終えるとしています。しかし、この事業は県がいうように、亀田郷の治水対策として本当に必要で役に立つものなのか。また、貴重な潟の自然を台無しにするおそれはないのかなど、多くの疑問があります。
 1.「すり鉢の底」の鳥屋野潟に堤防?
亀田郷一帯に降る雨の大半は、一番低い位置にある鳥屋野潟に集まり、導水路を経て親松から信濃川に排水されます。「すり鉢の底」といわれるその方の周りに堤防を築いて果たして意味があるのか。豪雨被害を防ぐ有効な対策になるとはとうてい思えないーこれは多くの人から出されている根本的な疑問です。
2.「多極分散型排水」その他の多面的な排水が必要
①大きな被害が出た1998年の「8,4水害」以後、親松排水機場の隣に「激特事業」で鳥屋野潟排水機場(40t/s)が新設され、親松からの排水量は約1.7倍(60t/s→100t/s)に増やされました。

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